当院のX線診断装置はモリタ社のベラビューX800を導入しています。
パノラマX線の他にCT撮影ができる複合X線機器です。
従来のものより低照射量のため、少ない被曝量で鮮明に描出する高解像度となっています。
湾曲根管や狭窄根管など通常の根管治療で治癒が認められない場合に用いることで、病巣の大きさや原因を究明することができる場合があります。
歯根周辺の骨欠損の状態や根分岐部病変など歯槽骨の状態を正確に把握でき、治療の指標とすることができます。
親知らずの向きや埋まっている深度、周囲の組織を把握することで安全に迅速に抜歯することができます。
インプラントの術前検査、術後埋入位置の確認などに用いることで安心で正確な埋入手術ができ、成功率を向上させます。
顎の骨折や骨内腫瘍の診断に役に立ちます。
横になる必要がなく立ったまま撮影でき、撮影時間もおよそ10秒程度なので時間をかける必要がありません。
従来の歯科用CTよりも低照射量のうえ、顎口腔領域で、さらに撮影部位を限定できるため被曝量が少ないです。
限定的な照射のため精度の高い画像を得られ、正確な診断を行えます。