予防歯科
少なくとも半年に1回の定期検診を
自分でちゃんと磨いてるから、歯医者が苦手、歯医者の存在を忘れてた、時間が合わない などなかなか歯医者に通っていただけない方もたくさんいることと思います。
細菌は目に見えません。しっかり磨いているつもりでも磨き残しは必ずあります。
残った汚れはそのままにしておくと歯石に変わってしまい、さらに汚れの付着の原因になります。場合によっては虫歯になってしまう、歯周病が進行してしまう、口臭の原因などになります。
当院では担当歯科衛生士制を採用しており、お口の記録もしっかり記録してありますので、以前と比べての口腔状態が把握できます。歯医者が苦手な方も、時間が合わない方も当院としては、通いやすいよう様々な取り組みをしていきます。
半年に1回を目安として、歯周病の進行してしまっている方などは3ヶ月など短い間隔で検診をお知らせさせていただくなど、個人に合ったメニューを提供しています。
歯石とは
歯垢・プラークに唾液中のカルシウムやリン酸が沈着して石灰化し、石のように硬くなって歯に強固にくっついたものが歯石です。
歯石の表面はザラザラしていて、プラークがつきやすい状態になっています。歯石の上に付着したプラークが石灰化すると、歯石はもっと大きくなり、歯肉を圧迫して炎症を引き起こします。
歯石は歯面にガッチリくっついてしまっているため、毎日の歯磨きで取るのは難しいです。
歯科医院でスケーリングという方法で専門の器械を使って除去する必要があります。
バイオフィルムとは
バイオフィルムはたくさんの種類の細菌の集合体がヌメヌメした粘性のある細菌の膜で覆われているもので、歯の表面に付着した状態のものの総称です。
お口の中でいうと歯垢やプラークのことで、1gの中に1，000億もの細菌が存在します。
①細菌の集合体ががっちり固まって膜で覆われているため、水でゆすぐだけでは落ちません。
②膜に覆われているため抗菌薬が浸透しないため効果が得られにくいです。
歯垢・プラークに効果的なのが、膜を物理的に破壊してしまうことです。膜を破壊してしまえば、抗菌薬の効果も向上します。
物理的に除去する方法としては、
・毎日の歯みがき
・定期的な歯科医院でのクリーニング(PMTC)
になります。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目の溝などは磨きにくく、十分にプラークを壊すことができません。
プラークは、少しでも残っていると、それを基にまた細菌が集まってきます。
そこで、定期的に歯科医院で徹底的な歯のクリーニング(PMTC)が必要になってきます。
お口の中の虫歯菌や歯周病菌を全て取り除くことはできませんが、歯科医院での定期的なPMTCと、ご家庭での丁寧な歯磨きをバランスよく両立させれば、効果的にプラークに対抗でき、虫歯や歯周病の予防に繋がります。
予防歯科の重要性
お口の働きは生活する上で、美味しく食べる、味覚を感じる、楽しく笑って話す、などとても重要となってきます。
しかし、お口の中に痛みがあったり、うまく噛めなかったりすると、楽しみは半減してしまいます。
お口の悩みの原因の多くは、虫歯と歯周病です。虫歯と歯周病の原因となっているのは細菌で、特に細菌の集合体であるバイオフィルムは歯磨きだけでは取り除くことができません。
予防歯科とは、持続的なバイオフィルムの破壊と除去を行って治療によって得られた口腔内の健康な状態を維持させ、再発を防止することを目的としています。
定期検診
痛みがなければなかなか歯医者に行こうと思わないかもしれません。しかし、お口の中の細菌は潜んでいます。
知らず知らずのうちにみなさんの歯や歯周組織を侵食して壊していきます。壊される前に抑えなければ、歯を抜くという最悪のシナリオが待っています。そのためにも定期検診で、虫歯や歯周病のチェックをしましょう。
定期検診でわかること
虫歯のチェック
虫歯は表面だけでなく、歯と歯の間など見えないところにも潜んでいます。また、以前に治療した歯も詰め物やかぶせ物の隙間から虫歯になっていることがあります。
特に神経をとってしまっている歯は痛みを感じないので気づかないうちに見えないところで進行してしまっている恐れがあります。
歯周病のチェック
歯周病は痛みを感じず進行する恐い病気です。
歯肉の色や、腫れ具合、歯周ポケットの深さ、歯が揺れてないかなど、しっかり確認する必要があります。
ブラッシング指導
歯や歯肉の位置は変化することがあります。また、治療した歯の形も治療前とは変わっていることがあります。
それぞれの磨き方や効率的な大きさ、硬さの歯ブラシ、歯間ブラシなどをご説明します。また、上手く磨けていない、苦手な箇所なども確認してご説明します。
歯垢・歯石・着色の除去
毎日の歯ブラシで取れていない歯垢や、歯にこびりついた歯石、染み付いている着色などを専用の器具を用いてしっかり落とすことで、細菌の数を減らし、虫歯や歯周病を防ぎます。
お口の粘膜チェック
唇や歯肉、舌にできる口内炎は、お口の中に原因があるものと全身状態に原因があるものがあります。
全身状態の原因の場合は、他科への受診をオススメすることがあります。また、口腔がんの可能性があるものもあるため、粘膜のチェックも重要です。
噛み合わせのチェック
毎日噛み合う歯と歯は日々削れていきます。また、被せ物と自分の歯の削れていくスピードも異なります。
これらから、噛み合わせがズレて食べにくくなるだけでなく、頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。噛み合わせをチェックして必要に応じて調整する必要があります。
PMTC 〜さらに特化した専門的口腔ケア〜
PMTCとは、歯周病で歯肉が腫れているから、歯石が付いてるから行う治療としてのクリーニングではなく、虫歯や歯周病にならないようにする予防としてのクリーニングです。また、白い歯、健康な歯肉を維持する側面もあります。
定期検診だけだと不安、もっと短い間隔でクリーニングしてほしい、着色が付きやすいなどの方のために、さらに細かく、丁寧に、専門の器具を使ってのクリーニングを提案しています。
通常のクリーニングと比べ、さらに特殊な歯磨剤、器具を使わせていただくので汚れの付着も減らすことができ、虫歯、歯周病のリスクを回避できます。
※保険適応外の治療となります。
フッ素塗布 〜虫歯に負けないために〜
当院ではお子さんだけではなく、ご要望があればフッ素の塗布を行なっています。
クリーニングをした後にフッ素を塗布し、歯を固く強くすることで虫歯になりにくくします。
※大人のフッ素に関しましては保険適応外の処置となります。
予防歯科 治療費
※全て税抜表示となります。
| PMTC | ||
|---|---|---|
| 歯石除去（保険診療外） | 全て | ¥6,000 |
| 歯石除去+PMTC | 全て | ¥9,000 |
| 歯石除去+PMTC+エアフロー | 全て | ¥12,000 |
| エアフロー | 全て | ¥3,000 |
| フッ素塗布 | 上下顎 | ¥3,000 |
当院ではクレジットカード・
デンタルローンを取り扱っています
当院では現金、お振込みによるお支払い以外にも、
●各種クレジットカード(一括払い、分割払い※支払回数2~6回)
●医療ローン
でのお支払いをご用意しております。
※保険診療に関しては、窓口での現金支払いのみとなります。
クレジットカード
上記のクレジットカードを取り扱っています。
一括払いのほか、分割払いも取り扱っています。
デンタルローン
デンタルローンとは？
患者様がデンタルローン会社に分割でお支払いいただくというシステムです。矯正治療やインプラント治療などの高額で諦めていた保険外治療を、月々低額でのご返済で受診することが可能となるサービスです。
WEB上からお申し込みをしていただき、審査を受け承認がおりましたら、ご利用可能となります(クレジットカードをお持ちでない方でもご利用いただけます)。
当院で扱っているデンタルローン
イオングループ「イオンプロダクトファイナンス」を使用しており、金利「3.9％」、支払回数は「3～84回払い」となっています。
詳しくは、デンタルローン会社のホームページをご覧いただくか、当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。
お支払い回数、患者様のご希望に沿ったお支払い方法が各種可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。